加治川の恵み

加治川の恵み〜清らかな水と大地が育むお米〜

新潟県新発田市加治川地域は、北蒲原平野の中央部を流れる「加治川」の右岸に位置し、有機質肥料の利用による減農薬、減化学肥料など環境に優しい米づくりの生産をはじめ、新発田市の名産アスパラガスなどの農産物が盛んな地域であり、「新発田の農業」の中心地域となっています。

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加治川米の栽培ほ場の真ん前に大きくそびえる「櫛形山脈」は北に位置する胎内川、南は加治川に挟まれた南北約13.5km、「日本一小さい⼭脈」であり、この中⼼を成す「大峰山」には樹齢100年以上の原生の山桜の大樹が多く、霞桜、大山桜などが5月中旬まで訪れる人々の目を楽しませ、特に「橡平桜樹林」は国指定の天然記念物に指定されています。
櫛形山脈から流れ出る山脈直下の渓流水は、生活雑排水の流入が皆無に等しく米の生産に必要な「水資源」を豊富に満たしています。

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櫛形（くしがた）山脈は、胎内市と新発田市にまたがり、南北は加治川と胎内川、東西は国道290号と国道7号に囲まれた区域にあります。
最高峰は櫛形山の標⾼567.9ｍ、平均標高300ｍにも満たない日本一小さな山脈で尾根沿いに13.kmのコースが整備されております。
この山脈を形成する一つとして標⾼399.5ｍの大峰山が鎮座しており、この大峰⼭に⾃⽣する桜の樹林帯「橡平（とちだいら）桜樹林」は国指定の天然記念物です。
山腹から山頂にかけてトチノキ、ブナ、ミズナラなどの樹林に混じり、大山桜、奥丁字桜、山桜など、40種以上の桜で山腹一体が雪模様の花景色となり毎年多くの人が訪れております。

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加治川米は「なぜ」
美味しいのか

美味しいお米が生産される
3つの条件

山里から流れ出るきれいな農業用水

肥沃な土壌が厚く堆積したほ場での水稲栽培

化学肥料を減らし、有機質肥料を多用した土づくり

櫛形山脈の渓流水には、生活雑排水の流入が少ないことに比例し、水中窒素成分が少ないという特性があり、美味しいお米の条件はタンパク質の含有量が少ないことが必須条件です。

美味しいお米栽培の次の条件は土づくりにあります。できるだけ化学肥料を減らして、有機質の肥料成分を増やすことが美味しさを導き出します。
加治川平野は江戸時代中期までは紫雲寺潟、塩津潟の湖底だった地域であり、肥沃な土壌が厚く堆積しております。
この肥沃な土壌の特質として、土質中の粘土成分が一定程度あり肥料分の流亡が少なく、水稲栽培期間中の肥料切れが発生しにくい状態を維持し水稲の健全育成を促します。

最後は肥料です。加治川地域は畜産業が盛んに行われており、鶏舎、豚舎、牛舎から堆肥づくりの原料がほ場に隣接した有機資源センターに搬入されております。
3種類の堆肥原料をもみ殻と混合させてから完全発酵させており、このバランスの取れた堆肥成分の肥料を豊富に水田に投入し化学肥料の使用を極力減らしております。
化学肥料にはない多様な肥料成分を含む有機質肥料を肥沃な土壌に豊富に使用する土づくりが美味しい米の生産の条件の一つとなっております。
多様な堆肥原料からなる有機資源、山桜が咲き誇る里山から流れ出る渓流水を使った循環型農業は、自然にやさしい米づくりであり、美味しいご飯を家庭の食卓にお届けするとともに、持続可能な農業のスタイルという価値も大切にしている地域で生産されているのが「加治川米」です。

加治川米は多くの人に食べていただきたいと自信をもってお勧めできる逸品です。

加治川地域の生育マップ

加治川の清流と豊かな自然環境が、特別なお米を育んでいます。肥沃な土壌と山から湧き出るきれいな水、そして四季折々の気候が、「美人舞」や「コシヒカリ」などの高品質な品種を実らせています。地域ごとの特性を活かし、丁寧に育てられたお米は、粒の揃いと甘みが特徴です。加治川の恵みを存分に生かしたこだわりのお米を、ぜひご家庭でお楽しみください。